VILLAGE310
分類 | 飲食店・事務所 |
---|---|
建設地 | 茨城県水戸市 |
構造 | W造、2階建 |
延床面積 | 260.84㎡ |
竣工 | 2014年12月 |
業務内容 | 新築設計・監理 |
設計担当 | 伊井和久 島村一平 |
Web | Village310 |
真っ白な壁面と建物前面に施された水平ルーバーがモダンで颯爽とした印象を与える「ビレッヂ310」は、京成百貨店の西側に新築された“コミュニティスペース”です。
震災で取り壊されたビル跡に、まちづくりの拠点となる建物を。
もともと「泉町二丁目商店街振興組合」での活動を通じて、地域コミュニティの重要性を感じていた高野さんは、同組合で活動をともにしていた秋山道さん(広告・デザイン会社「パーク」代表)と話をするなかで、「パーク・イズ」の跡地、新たに“コミュニティスペース”を建設する構想を思いつきます。
2人は、まずは地主さんに、建物の構想を打ち明け、「1階・2階ともに賃貸スペースで構成される建物となること、また「まちづくり関連の施設を建設すると国から補助金が支給されること、そして、この建物を建てることが「まちなかを活性化させる重要なプロジェクトとなること」などを丁寧に説明していき、ついに建設に対して前向きの返答を得ます。
井戸端会議や縁側の雰囲気を持つ、日常的かつ開放的な空間に
設計に際して、委員会から出された具体的な要望は、次のようなものでした。
そこで、建物のデザインに当たり、私はまず、多くの人にとってコミュニケーションがとりやすい空間、井戸端会議や縁側の雰囲気を持つ空間となるよう、外から“さりげなく”内側へとつながっていく開放的な空間を目指しました。
そのため、道路に面している東側のファサードに大きな開口を設け、かつルーバーを効果的に使って正面のデザインを特徴あるものにし、正面玄関が単純な面ではなく、ひとつの空間として機能するようにしました。
デザインを極力変えずに、徹底してコスト削減の工夫を重ねる
一方で、予算的にはかなりの制限が必要があったため、目指すデザイン案を極力変えずにコストを徹底して抑える方法を各所で採用しています。
それは、たとえば次のようなことです。
このような工夫を重ねることで、デザインのコンセプトを一切変更することなく、コストを抑えることに成功しました。
さらに委員会からの要望に応えるべく、次のような工夫も行っています。
水戸のまちづくりにおけるひとつの“夢”の完成形として
もちろん、私自身もこれから積極的に利用していきたいと思っています。
分類 | 飲食店・事務所 |
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建設地 | 茨城県水戸市 |
構造 | W造、2階建 |
延床面積 | 260.84㎡ |
竣工 | 2014年12月 |
業務内容 | 新築設計・監理 |
設計担当 | 伊井和久 島村一平 |
Web | Village310 |