
建築に必要な要素を総合的に捉え
依頼主や利用者にとっての最適解を導き出すことで
人々の生活が豊かになる建築サービスを提供
いわゆる名建築といわれるものは基本的にデザインが評価される傾向にあることから、多くの設計事務所はデザイン性に重きを置きがちになります。そういったアトリエ系の設計事務所のほか、利益を追求しているマンション専門の設計事務所や工場を専門に取り扱っているところ、もっと言うと設計図の作成のみ請け負う事務所など、設計事務所もさまざま。しかし、エイプラス・デザインはそのどれとも異なります。
もちろん、良いデザインの建築は喜ばれる要素のひとつではありますが、本当にそれだけで良いのでしょうか?
機能性や快適性、安全性はもちろん、その土地の風土や文化など、建築にはその他にも多くの要素があります。エイプラス・デザインが手がける設計は、建築を自己表現のための芸術品として捉えるのではなく、多くの要素を考慮しながら、依頼主や利用者にとっての最適解を導き出すことを重視しています。それは、お客様に喜んでいただくことが一番という考えからです。
しかし、喜んでいただきたいからといって、お客様の言うことをただ図面化するだけでは、プロの設計者とは呼べません。幅広い知識や経験を活かして、お客様が漠然と抱いているイメージを具現化すること。時としてお客様の期待以上のものを提案してこそ、プロと呼べるのです。CS(customer satisfaction:顧客満足)ではなく、期待していた以上のものを提供することで起こるCD(customer delight:顧客歓喜)こそが、私たちが目指すべきものだと考えています。
エイプラス・デザインは、デザインだけでなく機能性や快適性など多角的に考え、最適な答えを導き出すことを大切にしています。お客様の期待を超える提案を目指し、設計から施工監理、アフターフォローまで一貫したサービスを提供します。

建築の総合点を高くする
多面的なアプローチ
デザインは建築にとって重要な要素のひとつですが、それ以外にもサービス提供側の機能面や利用者の快適性、安全面にも配慮しなければなりません。さらに、商業施設などの場合には運用時の経済面は外せない要素ですし、その場所に少なくとも30年存在することを考慮すると地域への影響、場合によっては補助金の対象になるかもしれません。このように建築では複数ある要素をバランスよく考慮しながら、ひとつのプランにしていくことが重要だと考えています。しかも、そのバランスの最適解は、依頼主の考えやサービス内容、立地などによっても変わってくるとしたら、デザインだけを考えて設計してもいいのでしょうか。
すべての要素を100点にすることは難しいのですが、複数ある要素を可能な限り高次元で総合点を高くまとめていく。そうするためには、デザインだけを重視していたのでは実現できず、打ち合わせ段階からの丁寧なアプローチが不可欠だと考えています。

地域と共に歩む建築を通して
ノウハウを蓄積
30年以上も存在することが多い建築は、それが建つ場所の気候風土、歴史・文化などの上に成り立っています。そのため、建物単体で考えるのではなく、地域の特性や個人なら家族の特徴、企業の場合はその文化などを反映させることが必要。そういった意味から、完成して終わりではなく、建物が地域にどのように存在していくかを見守っていくことが大切だと考えています。
全国展開しているデザイン重視の設計事務所の場合、手がける範囲が全国となるため、完成後の結びつきは希薄になりがちです。しかし、私たちは関東圏を中心とした設計事務所ですから、作って終わりではなく完成後もメンテナンスを含めて共に歩んでいくことになります。
また、オンライン対応の広がりによって、地域を超えたつながりも生まれています。しかし、私たちは長年地域に根ざしてきたからこそ、全国展開する設計事務所のように関係が途切れることなく、完成後もメンテナンスを含めた継続的なサポートができます。実際に使ってみての感想や日々の課題を直接伺い、それを次の設計に活かす。この積み重ねが、より実用的で幅広い提案につながっているのです。

痒い所に手が届くのは、
医療・福祉施設の豊富な実績から
医療や福祉関係の施設を設計する際には、独特な知識やノウハウが必要です。クリニックの場合は医師や医療従事者、福祉関係の場合は運営する会社の担当者が日々の業務で忙しいこともあり、サービス提供者側の使い勝手や機能面へ意識がいきがちになります。もちろん、患者や入居者の命や生活を守るための施設ですので、医療や福祉サービスをより迅速に正確に提供するための機能面は不可欠。しかし、クリニックや施設を利用される側の快適性のほか、細かな運用面などに関して後回しになっているケースが多々あります。
例えば、クリニックなら医療廃棄物をどの場所に溜めるのか、または救急車を受け入れる時の搬入動線の確保はどうするのか、福祉施設なら入居者が利用するお風呂や脱衣所の運用方法など。依頼主でも事前に想定することが難しい、実際に利用してみないと気づかない様々な事例について、多くの設計実績があるからこそできるアドバイスがあります。

後回しになりがちな
コスト面もしっかりと管理
建築を手がける上ではコストコントロールも不可欠だと考えています。ひとつの建物を作る予算は事前に決まっていることが一般的で、依頼主の要望をそのまま全て叶えてしまうと、その予算を大きくオーバーしてしまうことが多々あります。要望を叶えるかわりに後になって追加費用を請求する、または要望を諦めてもらうといった対処であれば簡単なのですが、エイプラス・デザインではそれを良しとはしていません。
依頼主は建築に関しての知識が少ない場合が多いので、どの要望がコスト面に大きく影響するのかまでを把握しきれないこともあります。だから、最初の段階から予算内で可能な限り要望を叶えるための方法を考えることも、私たちの仕事のひとつ。
コストコントロールにまで配慮してこそ、より良い建築を手がけられるというのが私の考えです。
「困難な案件こそ力を発揮する」
のがエイプラス・デザイン流
建築の現場では、常にいろいろな問題が起こります。土地によっては建築条件が規制されるものもありますし、施工段階での変更もつきものです。依頼主からの要求が高い場合も含めて、簡単に仕上がるようなルーティン作業ではなく、イレギュラーなことが次々と起こってくるような、そういう案件が私たちにとってやりがいとなっています。いつも問題が起こると、どうやって解決するかあらゆる方向性を探りながら取り組むのがエイプラス・デザイン流。そういった問題を解決するためのプランを提案することこそが、プロの建築士としての醍醐味でもあります。
他の設計事務所では実現できなかったなどでお困りの方は、建築条件や費用などで難しい場合もありますが、一度エイプラス・デザインにご相談ください。「困難な案件に積極的に取り組める」そんな建築士が対応いたします。