アスベスト調査・除去

エイプラス・デザインでは、建造物にアスベストが含まれていないか、被害を及ぼす危険性がないかどうかを、設計図の精査(1次スクリーニング)や、現場での視認(2次スクリーニング)を実施し、アスベストの含有箇所を調査いたします。

アスベストとは

アスベストはこれまで、耐熱性、電気絶縁性、保温性に優れ、断熱材、電気絶縁材、ブレーキライニング材など重宝されてきました。

しかしながら、とりわけ作業や工事などの際にアスベストが長時間、高濃度で飛散する中、大量に吸い込むことで塵肺、肺線維症、肺癌、悪性中皮腫(ちゅうひしゅ)などの人体への健康被害問題を引き起こします。

石綿を吸入したことによる健康被害が社会問題となったことから、平成18年には、医療費を給付することなどにより被害の救済を行い、また、遺族への特別給付金の支給を行うために、環境省と厚生労働省の主導によりアスベストによる健康被害の救済に関する法律が制定されました。これにより解体業者はもちろん、除去業者、建築物の所有者や貸与者までアスベストに関わるすべての関係者に措置が定められました。

建造物の中に含まれたアスベストは、将来解体されるときに大量に排出されることになり、その被害は、解体作業員はもちろん、建物周辺の住民にも被害を及ぼす可能性があります。

アスベストによる労働災害の例

2005年8月27日公表の経済産業省のアスベスト(石綿)製造企業の健康被害に関する実態調査によれば、健康被害者は59社・557人に上り、このうち451人がガンの一種である中皮腫やじん肺で死亡している。

2007年12月18日、JRの車両に使用されたアスベストの除去作業で石綿肺を発病した大阪市内の作業員らが、元請け会社が安全対策を怠ったためだとして、同社を相手取り慰謝料などを求めて、大阪地裁に訴訟を起こした。

中国地方の自治体において、建築現場に出向き、建築指導・検査などに携わっていた職員が、公務中に吸い込んだアスベストが原因で、中皮腫を発症した事例が、2009年に判明している。この職員は、労災と認定されたが、出向中の公務員の石綿被害としては初の事例と見られている。

多くみられるアスベスト含有材料

アスベスト含有製品は、その発じん性により、レベル1(吹付け材)、レベル2(保温材、耐火被覆材等)、レベル3(成形板等)に分類され、
法令上必要となるその後の対応を知るためにも、事前調査は大変重要です。
廃棄物分類 発じん性 建材の種類 製造時期
廃石綿等 レベル1(吹付け材) 吹付けアスベスト 1956~1975
吹付けロックウール 1961~1987
吹付けバーミキュライト(ひる石) ~1988
レベル2(保温材・耐火被覆材等) けいそう土保温材ケイ酸カルシウム保温材など ~1980
ケイ酸カルシウム板第2種 1963~1990
煙突用石綿断熱材 ~2004
石綿含有
産業廃棄物
レベル3
(成形板等)
スレートボード・フレキシブル板
ケイ酸カルシウム板第1種など
~2004
ロックウール吸音天井板 1961~1987
ビニル床タイル・ビニル床シート 1951~1990