映画『桜田門外ノ変』オープンロケセット・記念展示館

分類 展示場
建設地 茨城県水戸市
構造 木造平屋建て
敷地面積 18,216.6㎡
延床面積 652.39㎡
竣工 2010年1月
業務内容 新築設計監理
設計担当 佐藤昌樹 伊井和久
WEBサイト 「桜田門外ノ変」

2010年10月に公開された映画『桜田門外ノ変』は、全国初の地域発信型映画として、映画界のみならず各界の注目を集め、全国で60万人余を動員するヒット作となりました。

この施設は、映画及び映画作りの中心となった「オープンセット」と「記念展示館」です。

水戸市千波湖畔の千波公園内に、映画の最大の山場となる桜田門外での襲撃現場と、背景となる江戸城周辺の風景──桜田門と濠、濠沿いに並ぶ彦根藩、安芸広島藩、杵築藩、米沢藩の各大名屋敷など──そして、江戸城の一部(松の廊下)を細かく再現しました。

もちろん、映画のオープンセット製作にかかわるのは初めてのことです。
初めは、企画者から軽く相談を受け、行政と調整する程度の役回りのはずだったのですが、いつのまにか、責任者に祭り上げられいて(笑)、東映の京都撮影所(太秦)に何度も通って、打合せをしました。

通常の「建築」と「セット」とは、考え方がかなり違う部分があり、戸惑うこともありましたが、今では逆に、このセット製作で得たノウハウを建築にも活用しているほどで、経験できて本当によかったと思っています。

全国初の地域発信型映画『桜田門外ノ変』は、その先進的な取り組みが評価され、「まちづくりグリーンリボン賞」、「いばらきイメージアップ大賞」を初め、数多くの賞に輝きました。
また、このオープンセットは、「日本アカデミー賞優秀美術賞」を受賞し、撮影後は「展示館」として改装され、現在までに20万人以上の来場者を迎える施設となり、映画とともに水戸・茨城のイメージアップ・観光客誘致に大いに貢献しています。

展示館は、平成23年3月までで閉館の予定でしたが、好評につき、期間が延長されています。

分類 展示場
建設地 茨城県水戸市
構造 木造平屋建て
敷地面積 18,216.6㎡
延床面積 652.39㎡
竣工 2010年1月
業務内容 新築設計監理
設計担当 佐藤昌樹 伊井和久
WEBサイト 「桜田門外ノ変」