医療専門学校水戸メディカルカレッジ看護科

分類 教育施設
建設地 茨城県水戸市
構造 RC造、4階建
敷地面積 4831.90 ㎡
延床面積 5585.99㎡
竣工 2013年2月
業務内容 増築設計・監理
設計担当 佐藤昌樹
池田洋
宮本崇雄
Web 水戸メディカルカレッジ

水高スクエア内にある医療専門学校「水戸メディカルカレッジ」に、新たに創設された「看護科」用の校舎です。既存の校舎からそのまま続く3階建ての増築計画としました。

看護師を養成する学校のため、校舎内には、病院での看護や在宅での看護など、各場面を想定した「実習室」が配置されています。

2階には、「小児・母性看護実習室」と、「老年・在宅看護実習室」の2つがあります。

「小児・母性看護実習室」とは、出産時の看護を学ぶ部屋です。沐浴槽(生まれたばかりの赤ちゃんを洗う槽)を対面で並べ、その中央に階段上の通路を設けて、講師が高い位置から学生の手元をはっきり見て、スムーズに指導を行えるようになっています。

「老年・在宅看護実習室」は、一般の住宅での看護を学ぶための実習室です。そのため、一般の家庭にあるのと同様のユニットバス、トイレ、和室、リビングなどを設置し、すべての設備が使用できる状態になっています。ただし、実習している姿が講師や学生に見えやすいよう、壁がガラス張りになっているのが特徴です。

3階には、「基礎・成人看護実習室」があります。これは、通常の病室における看護を学ぶ実習室です。この部屋は、中央の移動式間仕切壁によって二つに仕切られていて、片方の部屋はナースコールやベッドを囲むカーテンレールまで、すべて実際の病室と同じようにつくられています。そして、もう一方の部屋は、高解像度のプロジェクターなどの最新設備が整った階段教室になっていて、講師の手元を見ながら講義を受けることができます。

実習の開始前には、実際の病院における手術前と同様に、学生がひとり8分間手を洗い続けるそうです。クラスの40人全員が一斉に手洗いをするため、たいへんな湯量が必要となるため、屋上には、それに耐えうる能力を持つ大容量の給湯器を用意しました。

校舎内部の色彩については、「実習室」「教室」と、それ以外の場で明快に分ける計画としました。
とくに実習室は、病院を模した設備が多いため、自然と「白色」がメインとなります。
その中で気持ちのよいポイントとして配されている「緑色」は、学校で看護学科のテーマカラーとなっている色です。白と緑のバランスもよく、ほどよい緊張感を保ちながら実習に集中できるような、清潔感と若々しさを感じさせる実習空間を演出できたのではないかと思います。

一方、1階にある「図書室」や、学生たちが休み時間に利用する「サロン」などのスペースには、紺色や濃茶の木目など、落ち着いた色を使用。実習室の白色と対照的な濃い色を用いることで、学生が気分転換をスムーズに図り、リラックスできる空間となるよう配慮しました。

分類 教育施設
建設地 茨城県水戸市
構造 RC造、4階建
敷地面積 4831.90 ㎡
延床面積 5585.99㎡
竣工 2013年2月
業務内容 増築設計・監理
設計担当 佐藤昌樹
池田洋
宮本崇雄
Web 水戸メディカルカレッジ