ビッグエコー水戸店

分類 店舗
建設地 茨城県水戸市
構造 S造 地上2階
敷地面積 3465.88㎡
延床面積 994.36㎡
竣工 2007年5月
業務内容 改築設計監理
設計担当 佐藤昌樹 郡司洋直

50号バイパスと駅南大通りの交差点に建つカラオケ店です。

以前はコンテナを積み上げたかたちの、この地区の店舗のなかではでもっとも古いお店で、老朽化が進んだこともあり建てかえることになりました。

なにしろ商業施設ですから、まずは目立たなくてはいけません。
とくに夜、目立つ必要があります。

どうやって目だたせるか──。
看板やネオンサインという方法はもちろんありますが、ありきたりなやり方ではなく、建築的な仕掛けで目立たせたいと考えました。

そして、思いついたのが、建物自体を「ガラスの箱にする」という発想です。
建物は2階建ですが、エントランス部分のみ3階に見えるよう一段高さを上げたところ、この「ガラス箱の効果」が高まり、しっくりきました。

ガラスの箱を包む、「白い壁と縁取りの石」は、当時、ビッグエコーブランドの建物の共通イメージとしてあった決まりごとでした。
そして、お客様からはもうひとつ、「2階にバルコニーを設けたい」というご要望がありました。

そこで、以前スペインを訪れたときに目にした、古城を改装したホテルの印象的な回廊を思い出し、2階バルコニーの下の部分をそれに似たしつらえにして、建物全体を地中海地方の神殿のような雰囲気に演出することにしました。

夜、ライトアップされると、ガラスの箱と白い壁、回廊が浮かびあがり、カラオケ店とは思えない、ゴージャスで洗練された空間が出現します。

建物内部に足を踏み入れると、来場者の目の前に広々としたエントランス/階段ホールが現れます。
壁と天井部分には柔らかなアールがつけられ、間接照明に照られされた品のよい空間のなかで、幅の広いゆるやかな階段が来場者を2階へと誘います。
ちょっと結婚式場を思わせるような空間です。

いろいろと工夫を重ねた甲斐あって、お店側にとっては安心して接客ができ、何より訪れる人がより晴れやかな気持ちで楽しむことのできるカラオケ店となったようです。
商業的にも非常に成功していると聞き、たいへんうれしく思っています。

分類 店舗
建設地 茨城県水戸市
構造 S造 地上2階
敷地面積 3465.88㎡
延床面積 994.36㎡
竣工 2007年5月
業務内容 改築設計監理
設計担当 佐藤昌樹 郡司洋直