梅香マンション

分類 集合住宅
建設地 茨城県水戸市
構造 RC造 地上3階
敷地面積 998.91㎡
延床面積 1057.35㎡
竣工 2011年8月
業務内容 新築設計監理
設計担当 佐藤昌樹 伊井和久

水戸市の高級住宅地に建てられた賃貸マンションです。
周囲への配慮もあり、なるべく外観の存在感を軽いものにするため、明るい白基調でまとめています。
アクセントとして縦方向に用いたグレーが効いて、すっきり洗練された印象の建物になりました。

内装は、木を中心にした落ち着いた雰囲気にしています。
コーディネート案として、木の色味を濃いもの・薄いもの・その中間の3パターン持っていったところ、オーナーがどれもよいというので、じゃあ、全部やりましょうということになり、3階建て24戸中、それぞれの色味の内装が8戸ずつランダムに配置された、ちょっとユニークなマンションになりました。

とくに3階の、2面が開口となる角部屋は、千波湖が見渡せる素晴らしい居住空間になっています。

じつは、このマンションの工事は、3.11の東日本大震災をはさんで行われました。
基礎を打ちおわっている段階で震災があり、すぐにチェックをしたところ、運よく問題がなかった。
で、次にその上の階を作ることになるわけですが、コンクリートというのは、固まりかけてるところで揺らされるとダメなんです。まだ強度がないときに揺らされると、所定の強度を発揮できなくなってしまう。
業者の人には、「硬化している最中に震度5が来たらダメですよ」といわれていて。

震災からちょうど1ヵ月後くらいに上の階のコンクリートを打つ準備ができたのですが、あのころ、余震がかなり頻繁にありましたよね。
ゴーサインをいつ出すのがいいか、非常に迷いましてね。
1週間延ばし、1ヶ月延ばして、うーん、もうじゃあそろそろ打つか!ってゴーを出したら、その日にドーンって(笑)。大きいのがきた。
「大丈夫か?」と電話したところ、「今まさにちょうど打ってるところです!」って。
コンクリートを打ってる最中は、むしろ振動をかけたほうがいいんですね。余計な水分が抜けていくので。まさにその時だったので、セーフとなりました。
もし、これが1日ずれていたら、完全にアウトでした。
打ち終わってから検査をしましたが、地震によってよく揺さぶられたので、密実な(中身のしっかり詰まった)コンクリートになりました。とても強運なマンションです。

分類 集合住宅
建設地 茨城県水戸市
構造 RC造 地上3階
敷地面積 998.91㎡
延床面積 1057.35㎡
竣工 2011年8月
業務内容 新築設計監理
設計担当 佐藤昌樹 伊井和久